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地域文化活動

台湾文学
セレクション

重層的な共同体の記憶のなかに多様なアイデンティティを受容する台湾から、世界にひらかれた現代文学作品を紹介するシリーズ。

編集委員 黄英哲・西村正男・星名宏修・松浦恆雄

1

フーガ 黒い太陽

洪凌 著 櫻庭ゆみ子 訳

我が子よ、私の黒洞(ブラックホール)こそおまえを生みだした子宮──。
母と娘の葛藤物語を装うリアリズム風の一篇からはじまり、異端の生命・吸血鬼、さらにはSFファンタジーの奇々怪々なる異星の存在

2

太陽の血は黒い

胡淑雯 著 三須祐介 訳

すべての傷口はみな発言することを渇望している。
戒厳令解除後に育った大学院生のわたし李文心と同級生小海。ふたりの祖父をつなぐ台湾現代史の傷跡。 セクシュアル・マイノリティで

3

沈黙の島

蘇偉貞 著 倉本知明 訳

あなたはまだこの人生を続けたい?
香港の離島に暮らしながら、アジア各地でビジネスの実績をつむ晨勉(チェンミェン)。 自立していて孤独な雰囲気をもっているから島が好きだ

4

惑郷の人

郭強生 著 西村正男 訳

未完の日台合作映画に魅入られた少年たちの流転の軌跡
その年、李香蘭が台湾公演に来た。その年、日本は戦争に負けた。
その年、ブルース・リーがこの世を去った。その年、日本は経済大国になった。
その年、彼らはみな17歳だった。
1973年、台湾東部の吉祥鎮に日本から映画のロケ隊がやってきた。撮影のために吉祥戯院の付近がまるで日本統治時代のように姿をかえると、時空のねじれと記憶の逆流が住民の生活リズムに変化をもたらしはじめる。そんななか映画館の看板書きの息子・小羅が生徒役に抜擢されて、幼なじみであるフィルムの運搬屋・阿昌、アイス屋の養女・蘭子、3人の関係がゆらぎはじめる。